とうとう世界陸上が始まりますね!18年ぶりに日本で行われるので、日本人選手の新記録に期待したいですよね。
陸上競技って人類の根源的な能力を競う、シンプルで奥深いスポーツなんですよね。ここでは、世界陸上を観戦する人々が、より深く競技を楽しめるようなトリビアと、注目すべき選手たちをご紹介します。
すぐに誰かに言いたくなる陸上競技の雑学
当たり前のように陸上競技を見てますが、ルールや道具にも色々と歴史や背景があるもんです。それらを一部紹介します。
- なぜトラックは「左回り」なのか?
陸上競技のトラックは、世界中のどの大会でも左回りと決められていますよね。たまには気分を変えて右回りでも・・ってならないんですよ。ちゃんとこれには理由があって、人間の体の構造に由来すると言われています。その理由としては心臓が左側にあるため、左回りの方が遠心力をコントロールしやすい、という説や、右利きの選手が多いため、右足で地面を強く蹴りやすいから、といった説があります。結果としては実際に左回りより右回りの方が良い記録がでてるんです。なので左回りになってるということです。
- マラソンは「42.195km」になった理由
マラソンは元々、紀元前490年の故事に由来し、約40kmの道のりでした。しかし、1908年のロンドンオリンピックで、スタート地点を王室の窓から見やすいように、そしてゴール地点をスタジアムの王族席前に変更したところ、偶然にも42.195kmになったそうです。この距離が、1921年に正式な国際ルールとして採用されました。という訳で、いつの時代も権力者のためにルールが決められているってことです。
- 棒高跳びのポールは元々「竹」だった!
棒高跳びのポールは、初期のオリンピックでは竹が使われていました。その後、金属や木製のポールを経て、現在はグラスファイバー製のポールが主流となっています。この材質の変化が、棒高跳びの記録を飛躍的に向上させました。こういった技術の進化で記録が伸びるってのも面白いですよね。水泳の水着なんてのも色々な技術が発明されて記録が大きく変わっているので、こういう視点も非常に重要ということです。
- 走り幅跳びの踏み切り板は「白」くない!
走り幅跳びの選手が踏み切る板は、一見するとただの白い板に見えますが、実際には白い線が引かれた板です。この板の先に粘土の板が設置されており、選手が少しでも踏み越えてしまうと、足跡が残る仕組みになっています。この足跡が見つかると、その跳躍は「ファール」となり記録は残りません。
- ハンマー投げのハンマーは、なぜ網でできている?
ハンマー投げに使われる「ハンマー」は、鉄球にワイヤーと持ち手が付いたものです。この形状になったのは、元々は農具のハンマーを投げていた歴史があるからです。現代では、回転の遠心力を最大限に利用し、より遠くへ投げるためにこの形が使われています。
こんな感じで色々と当たり前のように見てますが、実は色々な理由があって、進化しているものがたくさんあるんですよね。あとはルールとの兼ね合いなんでしょうが、科学技術の発展と人間のトレーニングの掛け算で記録が生まれるってことです。
世界新記録に期待!注目選手を徹底解説
次は記録です。ここで世界記録を出そうもんなら一躍世界の英雄として、歴史に名が刻まれます。
今回の世界陸上でも、新たな歴史が刻まれる可能性があります。世界記録の更新が期待される国内外の注目選手を、種目ごとにご紹介します。
【トラック種目】
- 男子100m:ノア・ライルズ(アメリカ)
昨年の世界陸上で三冠を達成し、ウサイン・ボルト以来の快挙を成し遂げました。特に200mでは世界記録に迫る走りを見せており、その勢いのまま100mでも自己記録の更新、そして世界記録への挑戦が期待されます。
- 男子200m:ノア・ライルズ(アメリカ)
ここでもでてきました。彼が最も得意とする種目であり、今大会でも世界記録(19秒19)に最も近い選手です。独特のリズム感と、カーブからストレートにかけての加速は世界トップクラスです。
- 女子100mハードル:トビ・アムサン(ナイジェリア)
2022年のオレゴン世界陸上で、12秒12という驚異的な世界新記録を樹立したアムサン選手。その走りは「規格外」と評されており、自己の記録をさらに塗り替える可能性を秘めています。
- 女子1500m/5000m:田中 希実 選手(日本)
中長距離のエースとして、常に世界のトップを追い求めている田中選手。これまでの世界陸上では入賞という快挙を成し遂げており、今回はさらなる高みを目指します。
- 男子110mハードル:村竹 ラシッド 選手(日本)
昨年、12秒92という日本人初の12秒台を叩き出し、日本記録を更新しました。これは世界歴代でもトップクラスの記録であり、世界陸上でのメダル獲得も現実的な目標となってきています。
- 男子3000m障害物:三浦 龍司 選手(日本)
すでに日本記録保持者であり、世界と戦える実力を持っています。昨年の世界陸上では惜しくも決勝進出を逃しましたが、その悔しさをバネに今大会での飛躍が期待されています。
【フィールド種目】
- 男子棒高跳び:アルマンド・デュプランティス(スウェーデン)
「鳥人」の異名を持つ伝説の選手、セルゲイ・ブブカの記録を塗り替え、今や世界記録の常連となったデュプランティス選手。ついに「6m30」の大台に王手をかけています。
- 女子やり投げ:北口 榛花 選手(日本)
世界陸上、日本代表の顔として最も期待されているのが、女子やり投げの北口選手です。2022年オレゴン大会で銅メダル、そして2023年ブダペスト大会では金メダルを獲得するなど、世界のトップで結果を残し続けています。
- 男子やり投げ:ニーラジ・チョプラ(インド)
インドの英雄、チョプラ選手は、男子やり投げで世界記録更新の期待がかかっています。1996年にヤン・ゼレズニー選手が樹立した98.48mという驚異的な記録は、いまだに破られていません。
- 男子走り幅跳び:橋岡 優輝 選手(日本)
東京オリンピックでも決勝に進出するなど、世界で戦える実力を持つ日本のエース。今大会では、自身の持つ日本記録(8m40)の更新、そしてメダル獲得が期待されます。
- 男子砲丸投げ:ライアン・クルーザー(アメリカ)
砲丸投げの世界記録保持者。20mを超える投てきを安定して記録する、世界最強の砲丸投げ選手です。今大会でも自身の持つ世界記録(23m56)の更新、そして金メダル獲得が期待されます。
- 女子走り高跳び:ヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)
高い身体能力を誇り、常に2mを超える跳躍を見せる選手です。世界記録(2m09)に迫る跳躍を見せる日も近いとされており、今回の世界陸上でも彼女の躍動に注目が集まります。
いかがでしょう、あなたが楽しみにしている競技はなんですか?その他のスポーツと違って100mなんてあっという間に結果が出ます。でもその背景に何年間もトレーニングや怪我、色々なものと戦ってきた背景があるんです。
さぁ、今年の世界陸上ではどんなドラマが生まれるんでしょうか。



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